足らず余らず子三人

みなさま、ごきげんよう。

本日は、数名のご婦人方とお話をする機会がありました。
その中で、小学五年生、一年生、幼稚園年長の三人のお子さまがおられるご婦人が「未だに三人が、就寝の時は母親である自分の隣を取り合っている」と話して下さいました。
私は、小学一年生の頃から、両親と寝室は別で妹と二人で寝床についており、入浴も一人が当たり前の生活環境であったため、親と一緒が良いなんて考えたこともなかったので、大変驚きました。
何はともあれ、家族が仲良きことは美しいことです。


さて、三兄弟といえば「足らず余らず子三人」という諺があります。
収入は少な過ぎず多すぎずで、子どもは三人というのが、楽しく暮らしていくのに丁度良いという意味です。

他にも似たような意味を持つ諺はいくつもあります。
例えば「三人子持ちは笑うて暮らす」「子どもを持つなら三人持て」「死なぬ子三人皆孝行」など。
諺の意味は、概ねみなさまが想像なさる通りだと思います。

また「一姫二太郎」という諺は有名ですが、最近誤用されている方が増えているようですね。
正しい意味は、子どもは一人目が女の子で、二人目が男の子なのが理想的だ、という意味です。それが、子どもは女の子一人、男の子二人いるのが理想的だ、という解釈をしている方がおられるようです。

我が家の第一子は娘でしたので、二人目が息子だと理想の兄弟像になりますね。
しかし、やはり、子ども三人は憧れます。明るい家庭になりそうですよね。