仕合わせ

みなさま、ごきげんよう。

爽やかな初夏の風が部屋を通り抜ける季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今朝は、心がほっこりする美しい日本語を紹介いたします。


○「風光明媚」ふうこうめいび
自然の景色が美しいこと。また、そのさま。
このブログのタイトルにもなっている四文字熟語です。まさに、このタイトルのように、壮大で豊かな気持ちで、これから記事を更新していきます。

●「面映ゆい」おもはゆい
照れくさいという意味。顔をあわせるのが恥ずかしい。ばつが悪い。
一説では、面映ゆい→顔映ゆい→かおはゆい→かわいいという言葉になったといわれています。
顔がほてる気持ちの意から、物をまともに見るに耐えない、相手をいとしく思うの意に転じ、可愛いと言われるようになりました。
「可愛い」という漢字は当て字だそうです。

○「晴れ晴れしい」はればれしい
1 晴れ渡っているさま。すっきりと明るいさま。
2 心にわずらいなどがなく晴れやかなさま。
3 表立っているさま。改まったさま。
この言葉も大好きな言葉の一つです。私も晴れ晴れしい気持ちで毎日を過ごしたいと思っています。

●「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
芍薬も牡丹も共に美しい花で、百合は清楚なイメージの代表花です。
芍薬はすらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせ、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつける。百合は風を受けて揺れるさまが美しいことから、 美人の姿や振る舞いを花に見立てていました。
私は、チビでがさつなので、差し詰め「立てばリンドウ、座ればパンジー、歩く姿はガーベラの花」あたりが妥当かしら。

○「山笑う」やまわらう
早春の山の木々が次第に芽吹き、山全体が明るく輝いて笑っているように見えるようす。また、山そのものが笑みを浮かべているようなさまを意味している。
山笑うは、俳句や短歌で春の季語として使われます。この言葉を思い付いた方は、この上なく感性豊かで洞察力のある人なのでしょうね。

●「仕合わせ」しあわせ
1 めぐりあわせがよいこと。
2 めぐりあわせ。運命。
3 ことの次第。始末。
私は「幸せ」という漢字よりも「仕合わせ」という言葉の方を好んで使っています。たまに友人から打ち間違いだと勘違いされますけど。
例えば、最愛の結婚相手や、仕事や趣味での良きパートナーとの出会い、人が関わる喜びごとは「仕合わせ」以外に表現のしようがありません。


みなさまに、一つでも多くの、仕合わせが訪れますよう心を込めて……